9月おすすめの花鉢
秋は植物の育ちやすい時期なので、管理も比較的しやすくなります。
ただし、残暑が厳しい際に秋花を植えると暑さに負けてしまうこともあるので少し待ちましょう。
リンドウ
(リンドウ科・多年草)
水やりと肥料 | 1日1回、春・秋・冬は朝、夏は夕方以降にたっぷりと水やりを。 乾燥するとすぐに葉傷みを起こします。 また、一度水を切らすとなかなか回復しないので気を付けましょう。 元肥として、植え込み時に少量の緩効性化成肥料を施します。 秋の彼岸ごろから休眠前までは月2回ほど、液体肥料を施します。 |
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置き場所 | 水はけ、日当たりの良い場所を好みます。 ただし、暑さは苦手の為、 直射日光が当たりすぎる場合は、日陰に移動しましょう。 冬は強い凍結を好まないので、棚下などで静かに冬越しさせます。 |
その他 | 長寿の花として、敬老の日ギフトとして人気です。 肥料不足になるとすぐに葉が黄変するので、注意してください。 土壌酸度の変化にも敏感なので、できれば毎年か 少なくとも2年に1回行います。植え替え後は1週間ほど日陰に置き、 安定したら徐々に日当たりのよい棚上などへ移します。 植え替えは3~4月が適期です。 |
スプレー菊・ポットマム
(キク科・多年草)
水やりと肥料 | 通年、用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。 特に開花中の水切れは花が早く散る原因になるので、 気をつけてこまめに水を与えましょう。 3~10月まで、緩効性化成肥料を施します。 鉢植えは、蕾が大きくなる10月に、液体肥料も併用しましょう。 |
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置き場所 | 通年、日当たりのよい屋外で育てます。 開花期は雨のかからない場所へ移動させると、 花が傷まず、長く楽しむことができます。 晩秋から株元に冬至芽と呼ばれる、太い芽ができます。 冬至芽は寒さに当たることで春から成長を開始するので、 開花後は屋外で寒さに当ててください。 |
その他 | アメリカで鉢植え向きに品種改良され、日本に入ってきたため、 洋菊(西洋ギク)と呼ばれることがあります。 植え替えは毎年、3~5月に行います。 古い用土を落とし、枯れた部分を切り取ってから植え替えましょう。 株分けも同時に行うことができます。 |
シュウメイギク
(キンポウゲ科・多年草)
水やりと肥料 | 水切れすると葉が枯れやすいので、 土の表面が乾き始めたら早めに水やりをします。 高温期の多肥は根を傷めるので、秋と春に肥料を施します。 3~5月と10~11月に、月1回の置き肥、 または月3回ほど液体肥料を施します。 |
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置き場所 | 日なたから明るい日陰まで、幅広く適応しますが、 日当たりが悪くなるほど、花つきは少なくなります。 耐寒性が強く耐暑性もありますが、根は高温や乾燥に弱いので、 株元には直射日光が当たらないようにすることが大切です。 |
その他 | 漢字で書くと「秋明菊」。中国原産で、野山に多く自生しています。 庭植えは3~5年ぐらいはそのままでよく、 株が込み合うようなら春か秋に株分けをして植え直します。 鉢植えは、根詰まりで生育が悪くなるので、 毎年春に古い土を落として新しい土で植え替えます。 |
ニオイザクラ
(アカネ科・低木)
水やりと肥料 | 土の表面が乾いてきたら、たっぷり水を与えるのが基本ですが、 夏は少し控えめにし、新芽がしおれるまで我慢してから、 少量の水を与えるようにします。蕾ができる10月以降、 花が終わるまでは、鉢土を絶対に乾かさないようにしましょう。 6~11月に、緩効性化成肥料を施します。肥料不足で生育が悪いと、 秋になっても花が咲かない場合があるので注意。 |
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置き場所 | 秋から春の間は、日当たりのよい場所に置き、 冬は凍らないように室内に取り込みましょう。 夏は、できるだけ涼しい半日陰に置いて夏越しさせます。 1年を通じて、雨に当てないようにしましょう。 なお、庭植えには向きません。 |
その他 | 桜のような5枚の花びらの花を咲かせ、甘い香りが楽しめます。 花がらを放置すると病気の原因になるので、こまめに取り除くこと。 植え替え適期は5月です。 根を切ると枯れることがあるので、年1回の周期で、 根鉢をくずさず、一回りほど大きな鉢に植え替えましょう。 |
カランコエ
(ベンケイソウ科・多年草)
水やりと肥料 | 乾燥に非常に強く、過湿に弱いので、乾かし気味に管理します。 冬は休眠期に入るため、水は控えめにほぼ断水します。 5~9月に緩効性化成肥料を、10~12月に液体肥料を施します。 |
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置き場所 | 日当たりがよく乾燥気味の場所を好みます。 日光が足りないと葉に厚みがなくなり徒長してしまうため、 適度な日当たりが必要です。真夏は直射日光に当たると 葉焼けをおこすため、明るい日陰に移動しましょう。 寒さには弱く、気温が5度以下になったら室内に取り込みましょう。 |
その他 | 乾燥に強く、手間のかからない多肉植物です。 2年に1回ぐらい、切り戻しと同時に植え替えます。 5~6月と、9月が適期です。 |
ケイトウ
(ヒユ科・一年草)
水やりと肥料 | 水は土が乾いたらたっぷりとあげます。 高温時の水やりは蒸れの原因になるので、真夏の水やりは、 朝または夕方以降の涼しい時間帯にたっぷりあげましょう。 また、花に直接水をあてずに株元にあげるようにしましょう。 地植えの場合、肥料はほとんど不要です。 鉢植えの場合、本葉3~4枚のころから蕾が出るまで、 月に3回くらい液体肥料を施します。 |
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置き場所 | 日当たりと水はけのよい場所を好みます。 生育の適温は15~30℃です。 |
その他 | ケイトウは根をいじられることが嫌いですので なるべく根を傷めないように植えつけましょう。 花は長期間、次々と開花します。 花色があせて美しくなくなったらカットします。 下の脇芽から次の花が出てくるので、 その上でカットして次の花を咲かせるようにします。 花と花が触れ合うと、蒸れてしまう場合があるので注意しましょう。 花後のこぼれ種で翌年再び発芽することもあります。 |